名水の里で酒を買う

君津市の内陸部にある久留里地区は、豊富な地下水に恵まれ、上総掘りという井戸掘り技術によって、200本も井戸がある名水の里らしい。
江戸時代は久留里城の城下町だった一帯には、日本酒の蔵が5つも集中している。
館山で立ち寄った酒屋にも、当然ながら久留里の酒が置いてあったが、あえて買わずにこの日に備えていたのだ。
どこで買っても同じ値段とは言え、蔵元に行って全銘柄を見ながら悩む方が、気分的にいいのだ。
あまり興味がない妻には、試飲という重要な役割を与えてあるので、ロングドライブにもかかわらず文句は出ていない。

高い建物がまったく無い、久留里のメインストリートにたどり着いた。
五つの蔵を全部回るつもりだ。
くるり道0001


一軒目に訪れたのは、寛永元年(1624年)創業の老舗、吉崎酒造だ。
くるり吉入り口0001

くるり吉看板0002

さっそく売り場に入ってみる。
くるり吉棚0002

くるり吉試飲0003


4種ほど試飲させてもらい、吉寿の純米吟醸に決めた。
くりり吉瓶0001




ここ吉崎酒造からすぐ近くに見えるのが、藤平酒造だ。
くるり福外0010

藤平酒造の「福祝」は、以前都内のどこかの店で飲んだことがあり、美味しかった記憶がある。
この蔵が久留里の本命だ。
くるり福看板0011

くるり福金賞0009

何代目になるのかは知らないが、なかなかのイケメンくんが試飲させてくれるので、妻もここが一番気に入ったようだ。
くるり福ギフト0009

くるり福たる0006

公平に一つの蔵で一本ずつと思っていたが、ここだけ特別に二本買った。
くるり福箱0008

くるり福瓶0007


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房総半島の背骨を走る

館山を出発し、房総半島を縦貫する国道410号を走って、日本酒の酒蔵が集結する久留里を目指す。
途中にある「みんなみの里」で休憩を予定していたが、妻がどこでもいいからトイレのある場所で止めてくれと言い出す。
そこらへんの草むらでやれとも言えず、「酪農のさと」という施設に車を入れた。
酪農本館0042

酪農資料館0015


トイレを借りに入ったのは、千葉県酪農資料館という建物だ。
妻がスッキリしている間に、私は館内を見学させてもらう。
酪農写真0040

酪農バター0039

酪農牛乳瓶0043

酪農おもちゃ0038


享保13年(1728年)に、八代将軍徳川吉宗がインドから白牛を輸入して、この場所で飼育したとのことで、日本の酪農発祥の地らしいのだ。
その頃の牛乳は飲料ではなく、薬の原料になったようだ。
酪農白牛看板0045


せっかくだから白い牛くんを見に行く。
山の中腹では山羊が草を食み、オバチャンたちが農産物を売っている。
のどかだなあ。
酪農山羊0041

酪農直売0046













居た!






酪農白牛0044

耳がやたらに大きくて垂れており、背中にはコブがある。
妻のトイレのおかげで、珍しいものを見ることができたのだ。

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第三候補で蕎麦(安房叶庵)

館山旅行の最終日は、日本酒の蔵元が数軒終結する、君津市の久留里(くるり)という町に行く予定だ。
ホテルのチェックアウト時間は11時なので、館山市内でランチを食べるには早すぎる。
館山から久留里に向かう途中にある、南房総市の「典膳」という店を第一候補に決めていた。
ここは古民家で炭火焼をメインとしたコース料理を楽しめる店だ。

ところがホテルを12時近くになって出たのに、まったく空腹感を感じない。
コース料理は重いので、第二候補の懐石「吉亭」で松花堂弁当でも食べようと、行き先を変更した。
一応「吉亭」は館山市内にあるのだが、店に近付くに連れ、店などありそうもない田園風景が広がってくる。
吉亭外0029

店にたどり着くと、駐車場に一台も車が停まっていない。
念のために敷地内まで入ってみたが、長い間営業していないような空気が漂っている。
どうやら仕出しが中心で、予約があった時だけ店を開けるようなのだ。

こんなこともあろうかと、用意していた第三候補に向かう。
叶外0024

叶看板0013

バイパス沿いにあって、かなり広い駐車場がある蕎麦の安房叶庵だ。
店内もかなり広い。
叶挽く0012

叶中0023

叶座敷0026

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朝から満タン

館山三日目の朝も、まだ夜が明けないうちから目覚める。
朝風呂10036

雨が激しく振っていたので、朝風呂は断念する。
やることも無いので、妻の睡眠を妨げない位置の灯りを点け、細々と本を読む。
気が付くとすっかり夜が明けていた。
朝風呂20037


昨夜あれだけ食べて飲んだのに、起きてから4時間も経ったので腹ぺこだ。
「朝食のご用意ができました」との内線電話。
待ってました!
朝セットテラス0032

朝セット横0033

小さなホテルなので、スタッフたちは受付、バーカウンター、食事運び、館内清掃などなど、一人何役もこなしているようだ。
どの女性も可愛くて気が利くから嬉しいじゃないか。
昔の旅館は、チップを上げないと露骨にサービスが悪くなるオバチャンたちが仕切ってたからなあ。
朝テーブル0002

朝からこれだけ品数が揃うのは、旅ならではの贅沢だ。
朝おかず0031

朝あじ0030

朝豆腐0035

妻のおかずもつまみながら、お櫃に入ったご飯をモリモリと三杯お替りする。




次のページには虫の写真があります。

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蝉の声、海の匂い(森羅)

ランチを食べ、チャッチャと館山城を見学し、2時間ほどでホテルに戻る。
天気がいいうちにテラスでコンガリの続きだ。
2昼雲0040

2昼とんぼ0039

日が翳ってきても、風呂に入ったり本を読んだり、夕食までのんびり過ごす。
2夜デッキ0031


あっという間にまた夕食の時間だ。
2夜セット0029

三品ぐらいずつ三回に分けて運んでくるので、働く女性は大変だろうが、食べる我々にとってはありがたいサービスだ。
ビールで乾杯してからさっそく食事をスタートする。
酒のストックはまだまだタップリだし、酔えばすぐ寝られるし、お気楽極楽な生活だ。
2夜ビール0003


前菜と刺身の盛り合わせ。
2夜前菜0035

2夜刺身0034

妻は赤ワイン、私は日本酒の口を開ける。
2夜酒0038


夏野菜モロヘイヤ擂り流しに、伊勢海老とフォアグラのグラタン。
2夜モロヘイヤ0004

2夜伊勢海老0033

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天守閣の下で(いづ喜)

昼までテラスのデッキチェアに寝そべり、部屋の清掃が入る間に、ランチを食べに出かける。
10数年前に食べて美味しかった記憶がある、の「いづ喜」に向かった。
以前の店は館山病院の近くだったが、最近館山城の近くに移転したと聞いている。
店に到着すると、まさに天守閣を見上げる立地だった。
いづ城0003

いづ外0004

いづ暖簾0007


店の外も中も、まだピカピカに新しい。
いづ店内0006

小上がりの座敷に腰を落ち着けた。
いづ小上がり0005


がっちり朝ご飯を食べたので、まだほとんど腹が減っていない。
刺身や小鉢が付くコースもあるが、シンプルに重を頼んだ。
いづ重箱0010

いづふた0002

いづうなぎ0001

店も器も新品になったが、重も肝吸いも漬物も、以前の記憶と変わらず美味い。
いづ肝吸い0009

いづ漬物0008

妻のご飯を半分もらったので、食べ終えると動きたくなくなるほどだ。
腹ごなしに館山城を散歩することにして、店を出た。


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風呂風呂朝食風呂

館山旅行の二日目。
前夜は夕食を食べ終えてから、持参したDVDを見ている途中で寝てしまった。
目が覚めると深夜3時だ!
飲み残しの日本酒を持って、テラスの露天風呂に入る。
朝風呂暗い0026

時々遠くの空で稲妻が光るが、雷鳴は聞こえてこない。
日本酒を飲み終わると眠くなってきたので、またベッドに入る。

次に目が覚めたのは5時半だ。
朝風呂0002

こんどは冷蔵庫からビールを出して風呂に入る。
朝酒は旅行の特権だ。
夜が明けた途端に、一斉に蝉が鳴き出す。
朝景色0025


コーヒーを淹れて、デッキチェアで新聞や本を読んでいると、朝食の時間になった。
朝セット0020

朝テーブル0021

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幸せなサプライズ(森羅)

露天風呂でビールを飲み、バスタオル一枚でデッキチェアーに寝そべって本を読んでいると、あたりが薄暗くなってきた。
早くも夕食の時間が始まるので、一応服を着て待機する。
このホテルは部屋まで食事を運んでくれるのでありがたい。
1夜テーブル0002


岡持ちというかバスケットに入った夕食が登場する。
1夜かご0002

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第一弾をセットし終わると、「みみ様よりシャブリが届いております。」とのサプライズが
一度も会ったことが無いオジサンオバサンに、館山の美味しい店やホテルを教えていただいた上に、ワインまで!
粋なことするなあ。


さらに幸せな気分はマックスだ。
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テーブルに並んだ料理は前菜の五点盛り。
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自家菜園無農薬野菜の白和え。
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伊戸港で獲れた地魚の刺身盛り合わせ。
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伊勢海老のカクテルサラダと、地場の野菜スティック。
1夜伊勢海老0001


たちまちシャブリが残り少なくなったので、私は館山で買った五人娘に切り替える。
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千葉の食材には千葉の酒が合うような気がする。

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海、露天風呂、スパ(森羅)

海外旅行もいいが、成田までの距離や、サーチャージや、スケジュール調整を考えると、やっぱり国内旅行は気楽だ。
私は美味いものが食えて、温泉があればどこでもいいのだが、断然海派の妻は、これに加えてゴージャス感とか、露天風呂とか、スパが付いていた方がいいと言う。
今年はどこにも一度も行かないまま、夏が終わろうとしている。

そんな時に妻が、「館山のLANIKAIというホテルを予約して」と言い出した。
美容院で見た雑誌に、カッコイイ写真が載っていたらしいのだ。
ホームページを見ると、たしかに妻の求める条件を満たしているようだが、念のために館山に詳しい人に聞いてみることにした。
ハレクラニな毎日」というブログを書いている、みみさんだ。
ダンナさんの実家が館山らしく、たびたび現地の記事を目にするのだ。
さっそく鍵コメントで質問すると、翌朝には詳しい回答があった。
何軒か宿を紹介していただいた中で、妻が満足しそうな「森羅」をさっそく予約した。
ランチを食べた寿司屋「海の花」や、道路の向かい側にある旅館「花しぶき」と同系列のホテルだ。

森羅駐車場0009

駐車場に車を入れ、待機していたBMWに乗り換えて、山の上に建つホテルに向かう。

森羅外0002

全部で14室ほどの、かなり小さなホテルだ。

森羅看板0007

森羅階段0003

森羅ロビー花0006

ラウンジでウェルカムドリンクを飲みながら、チェックインの手続きをする。
森羅ウェルカム0005

森羅ディスプレイ0004

森羅ソファ0022

妻が石を使ったマッサージLASTONE THERAPYを申し込んでいる間に、私はテラスに出て景色を眺める。
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森羅ロビーテラス0006

森羅ロビー外0005

自衛隊の館山基地が目の前に見える。


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蔵で酒調達(酒のあきやま)

寿司も食べた。
オヤツも買った。
ピーナッツソフトも食べた。
あとは宿用の酒を買うだけだ。

昔は酒蔵だったという「酒のあきやま」に向かう。
あきやま看板0005


今は酒作りを行っていないので、当時の蔵をワインセラーにしているらしい。
あきやま蔵0006

あきやま外0004


妻はワインコーナー、私は日本酒コーナーに別れる。
あきやま冷蔵庫0002

上喜元や南といった私好みの酒が置いてあるが、せっかく千葉に来ているので、房総の地酒を買い求める。
二泊するので4合瓶を二本だ。
千葉の酒はほとんど飲んだことがないので、店主に聞きながら五人娘と坂東太郎に決めた。

私が買い終わっても、妻はまだ売場で悩んでいる。
膨大な種類があるので、なかなか決められないらしい。
あきやま売場0003

あきやまワイン10001

あきやまワイン20001

あきやまワイン30002

種類ごとにワインの特徴や、合う料理の説明が書かれているのが親切だ。
いったい妻は何に悩んでいるのかと思ったら、飲み残しを持って帰りやすいように、スクリューキャップのボトルを探していたらしい。
残るわけないのにね。


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プロフィール

Manoa

  • Author:Manoa
  • 住所:キャベツ畑と練馬大根の町
    性別:オヂサン
    自称:ナイスミドル(なんちゃって)
    座右の銘:酒池肉林
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