出世頭(えん)

10年ほど前に、池袋西口の芸術劇場裏で飲み会があった。
オープンしたばかりの少し高級な居酒屋は、古民家風の雰囲気は良かったぐらいの印象しかなく、食べた宴会料理はまったく記憶に無い。
この店の名は「えん」で、その後吉祥寺や高田馬場で見かけたが、チェーン居酒屋だから入店する気はまったく起きなかった。

ところが今年の春先に、仕事がらみの会食で案内されたのが、汐留にある「えん」だった。
シティーセンターの42階にある店舗は重厚な造りで、意外に料理もまともだ。
窓際のテーブルからは、お台場方向の夜景が見え、池袋のイメージが一新されたのだ。

新橋で所用があったので、地下を歩いて「えん」にランチを食べに行く。
えん通路0006

えんビル0001

古びたビルが多い新橋とは、まったく別世界の風景が広がる汐留だが、人工的過ぎてオジサンは馴染めない。
高層階に直行するエレベーターで42階に上がると、通路も重厚な雰囲気だ。
えん廊下0004

えん吹き抜け0003


汐留の「えん」は、席数が250もある大型店だ。
ランチタイムはほとんど席が埋まるからすごい。
池袋に居酒屋は無数にあるが、ニューヨークに支店を出し、高層ビルに和食店を作ったのは「えん」が初めてだろう。
えん入り口0002

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新橋で勘違い

急きょ汐留に出かける用事ができた。
ランチは新橋で食べることにする。
ビーフかつの美味い店があると聞いていたのだが、詳細が携帯に入っていない。
どうしても店名は思い出せないが、駅前ビルの地下にあると聞いたような記憶がある。
新橋駅を挟んで両側に、飲食店が色々入った古いビルがあるので、まず汐留から近い新橋駅前ビルを探索することにした。
新橋ビル0002


近代的な汐留のビル群から一転して、昭和の香りがプンプンする演歌な地下街だ。
新橋表示0001


うろうろ歩いていると、ビーフかつの案内板を見つけた!
新橋看板0005


「らぐぅななくら」?


このビルの二階にある稲庭うどんの店「七蔵」の姉妹店のようだ。
聞いていた店名と違うような気がするなあ。
念のために、新橋に勤務している知人にメールするが、返信が来ない。
ビーフかつの店が他にあるとも思えないので、案内板の矢印に従って、超狭小店舗がひしめく路地に入っていった。
新橋通路0002

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どちらも鉄板(坂まき)

妻が大学の同級生たちと銀座で食事会をしている頃、私は自宅で満洲餃子を焼き、羽村の福島屋で買ってきた日本酒を飲む。
自然表0001

自然裏0002

4合瓶で千円強と手ごろな値段だったが、なかなか美味い酒で気に入った。
餃子と酒を合わせて1,500円ほどで、すっかりオジサンは小さな幸せを満喫だ。
一瓶飲み干してソファーでうたた寝をしていたら、妻がタクシーに乗ってゴキゲン状態で帰宅する。
オマエは公務員か。(もちろん大部分はマジメに仕事してると信じるぞ)
どうやらかなり飲んだらしい。
銀座のどこに行ったのか聞くと、去年の夏に幸せな一夜を過ごした、鉄板焼き「坂まき」だと言うではないか。


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勇気がなくて(Bar Del Sole)

絶品カレーを食べた後は、場所を移動してデザートタイムにする。
同行者のオススメは、2丁目にある「MIKIMOTOラウンジ」だ。
mikimoto0001.jpg

老舗とは思えないアバンギャルドなビルに着いて、歩道に出ているメニューを見ると、ミルフィーユとかモンブランが1,300円などと書いてあるので、練馬区から出てきたオジサンは仰天する。
お茶を飲むと二千円超になりそうだから、千円ランチを食べた後にはナンダカナーって感じなので、近くのイタリアン・バールBar Del Sole(デルソーレ)に行き先を変更した。
デル外観0002

こちらは以前ランチを食べた、ひらまつ系列「アイコニック」と同じビルにある。
エスプレッソがTavola(テーブル席)で260円、Banco(立ち飲み)で150円と気さくな価格だ。
デザートは300円台だし、ミニサイズは100円台と安い。
デル店内0004

窓際のテーブル席に座って、ドルチェとマキアートを頼む。
外を歩く人をウォッチングしながら飲むのは結構好きだ。
デル中から0003

デルマキアート0001

デルプチ0002

デルズコット0001



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激しくウマイぞ(楸 Hisagi)

ご近所のアンティークバー「雅遊舎」のマスターから、銀座にある美味いカレーの店を聞いていた。
元々は牡蠣とワインの店なのだが、ランチタイムに出すカレーが絶品らしい。
昼時は結構並ぶとも聞いていたので、11時半の開店時間を狙って行ってみた。
店名は木ヘンに秋と書いて楸(ヒサギ)と読む。
ひさぎ行灯0001

先んずれば人を制す。
11時25分に小さな雑居ビルの2階に上がると、開店直前だが店内に入れてもらった。
バーのような雰囲気の店内は、さすがに銀座だけあって狭い。
この手の店に来ていつも驚くのは、ごく小さな調理場から魔法のように多彩な料理が出てくることだ。
あらかじめ予習していたので、ステーキカレーと牡蠣フライカレーを頼む。
ひさぎステーキセット0001

ステーキカレーは1,100円で、牡蠣フライカレーは1,090円と微妙な値付けだ。
ステーキカレーには牡蠣のソテーも一個オマケに付いてくるから嬉しい。
ひさぎ牡蠣フライ0001

カレールーはどちらも真っ黒で美味い。
デザートはごく普通のヨーグルトだが、付け合せのサラダと、カウンターにセットされている漬物もいい出来だ。
久々に私好みの美味いカレーが食えて、すっかり満足して店を出たのだが・・・。

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雅の夢

ガラス芸術で初めて文化勲章を受章した藤田喬平。
江戸時代・琳派の装飾様式をガラスで蘇らせた飾筥(かざりばこ)や、オブジェの大作を展示した「雅の夢とヴェニスの華展」に、芸術とは縁が無いオジサンが招かれる。
会場は日本橋高島屋なので、ここからタクシーでワンメーターほどの蕎麦屋を予約しておいた。
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予想を上回る造形と色彩の美に感動した後は、特別食堂でのレセプションにも顔を出す。
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料理とデザートは帝国ホテル、寿司は「おけいすし」が担当したので、なかなか美味いものが揃っていたが、酒類はビールと水割りしか無い。
美味い日本酒が飲みたくて、銀座の端にある蕎麦屋に移動した。
ここは料理も蕎麦も美味いし、日本酒はいいのを揃えているし、なんと言っても和服の美人女将が一人で切り盛りしているのがツボなのだ。
会場でビールを飲んできたので、さっそく突き出しで日本酒を飲む。
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能古見の純米吟醸からスタートし、その後は春鹿の冷やおろし、天の戸の美稲(うましね)、月不見の池(つきみずのいけ)、会津娘などを次々に飲み干していく。
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銀座で混乱(アイコニック)

猛暑続きでネクタイとは無縁の生活を送っていた。
こんな時の食事はカレーとかナポリタンとかカツめしとか、ジャンクなやつがピッタリだ。
そろそろ暑さが一段落したので、ジャケットを羽織って銀座に出かける。
ミッドタウンの「ボタニカ」に続いてできた、コンランレストランの2号店ICONIC(アイコニック)でランチを食ってやる。
アイコニック店内0008

アイコニックワインセラー0001

パーティーやウェディングに対応できる広さだから、バーや個室も含めると232席もあると言う。
席間はゆったりしているし、椅子の座り心地もインテリアもいい。
アイコニック個室0005

アイコニック大テーブル0007

デザインはテレンス・コンラン、料理は上場企業フレンチの「ひらまつ」がプロデュースする、練馬区には絶対あり得ないカッコイイ店だ。
子供たちが結婚してもいい歳だから、興味津々で個室も見学させてもらう。
同じ銀座のプランタン周辺にある、アルジェントASOやポール・ボキューズも、同じHiramatsuグループのようだからややこしい。

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幸せすぎる一夜(坂まき)

地元石神井公園の日本料理店「海音」の大将が、以前から先輩の鉄板焼き店を薦めていた。
やっとタイミングが合ったので、銀座のエルメス横にある「坂まき」に妻と出かける。
銀座「金田中庵」出身の彼らが、鉄板のアーチストと呼ぶ坂巻さんは、金田中系列の「岡半」に10数年勤め、料理長を経てから独立したらしい。
その前には何年かフレンチに居たと聞くと、なんとなく美味そうなものが食えそうな予感なのだ。

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目の毒ビルをスルーして、いかにも銀座っぽい小さな雑居ビルに入る。

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ピカピカに磨かれた鉄板前のカウンターで、先着していた海音組と合流し、さっそくビールで乾杯だ。

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私が普段飲みに行く街では、鉄板焼きの店を見かけないから、今夜は非常に楽しみなのだ。
突き出し替わりの穴子と枝豆でビールを飲み干し、私はさっそく日本酒「東洋美人」に切り替える。

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とろけそうな肉の刺身、焼き魚、海老、冬瓜の椀。

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主役の鉄板焼きが登場する前の料理が、そこらの和食屋より断然美味い。




そしてショータイムの始まりだ。
本日の主役その1が登場する。
今まで水槽に居た鮑だ。

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薄っら肝をまとった鮑に、早くもノックアウトされるオジサン。

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銀座で夜お茶(洋菓子舗ウエスト)

銀座の会合で早い時間から一杯飲んだ後、同年代のオバサマとお茶だけ付き合って帰ることにする。
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向かったのは7丁目の老舗「ウエスト」だ。
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20年ぶりだわ、と言って懐かしがるオバサマと、昔行ってた銀座や六本木の話題でしばし盛り上がる。
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新橋名物(魚金)

オジサンのメッカである新橋の名物と言えば、私的にはSLでもキムラヤ本店でもガード下の飲み屋でもなく「魚金」だ。
烏森口に集中して数店舗出店している魚金は、魚介と日本酒が安くて美味い。
平日は夕方5時から混み始める超人気店だが、土曜なら大丈夫だろうと、タカをくくって飲みに行く。

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一番新しい(と思う)店舗の「新・魚金」に行くが、ぎっしり満員だった。
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店員のオニーサンに電話で系列店の空席を探してもらい、風俗街を歩いて4号店に向かう。
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平日なら近隣のサラリーマン率100%に近い店内も、この日は女性比率が高くて嬉しい。
魚金難民にならずにホッとして、美味いもの満載の黒板メニューを眺める。
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プロフィール

Manoa

  • Author:Manoa
  • 住所:キャベツ畑と練馬大根の町
    性別:オヂサン
    自称:ナイスミドル(なんちゃって)
    座右の銘:酒池肉林
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