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麻婆は次回(木蘭)

文京区の実家に行く前に、茗荷谷駅裏の「木蘭」でランチを食べることにする。
ここは山椒がビリビリくる、パンチの効いた麻婆豆腐で有名な店だ。
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隣にある定食屋の「魚滝」も捨てがたい魅力があるが、気持ちはすっかり麻婆豆腐になっている。
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11時半の開店と同時に入店したので、店内の客はまだ私一人だ。
坦々麺もいいかもと思いながら一応メニューを見ていると、辛いものは口の傷に良くなさそうだと気がついた。
一種だけ用意されている週替わりランチに方針変更する。
ピリ辛と書いてあるが、まあいいだろう。
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しびれるぜ(栄児家庭料理)

本郷に住む叔母宅に立ち寄って世間話をしていると、以前一緒にランチを食べたフレンチの「SASAO」が閉店してしまったと言う。
そこに居抜きで入った中国料理店は、年寄りには無理なほど辛いらしいと聞いて、俄然行ってみる気になった。
壱岐坂を上りきった角地にある店は、板橋の有名店「栄児(ロンアール)家庭料理」の支店だった。
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すでに叔母宅で昼食をご馳走になっているのに、ここまで来て試さないわけにはいかない。
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名物の汁なし坦々麺か、この時期限定の四川冷麺なら軽く食えそうなので、思わず店内に吸い込まれてしまった。
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以前のSASAOと入れ物は同じなのに、店内の活気と匂いは全然違う。
ランチタイムのピークは過ぎているのに、次々に客が訪れてくる人気ぶりだ。
男性客は近所の勤め人が多く、女性達はわざわざここを目指してきた初訪問客のように見える。

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播磨坂を下っていんちきそば(京屋)

環八の外側にある石神井の我が家から、車で都心に向かうと、環七、環六(山手通り)、環五(明治通り)を越えて行く。
一から四まではどこにあるのか知らないが、環状三号だけは文京区の播磨坂だと知っていた。
松平播磨守の屋敷があったことから名付けられた播磨坂は、桜の名所としても有名だ。
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坂の途中には洒落たレストランやパティスリーが点在し、普段はゆったり食後の散歩をするのにいい場所だが、桜の時期だけは一気に人が溢れてくる。
この日は坂上の春日通りに車を停めて、播磨坂を下りながら桜花を見て歩く。
平日はそれほど混まないスペイン料理のCampanaも、イタリアンのL'agrestoも、パティスリー・マリアージュも今日は盛況だ。
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派手な提灯が吊るされた遊歩道には、すでに場所取りのブルーシートが並んでいる。
昼間から宴会を始めているグループもいるから、平和な日本の春だ。
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坂道を下りきると、昔から変わらない共同印刷の看板が見えてきた。
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坂下の千川通り沿いにある蕎麦屋「小石川京屋」で、昼飯を食べることにした。

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今でも変わらない(無縫庵)

茗荷谷駅近くの立ち飲み処で軽く下地を作り、二軒目の「無縫庵」に、ほぼ1年ぶりに行ってみる。
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ここは美人姉妹がバーテンダーをやっているバーで、以前は二階にあって「Verve Bar」という名前だった。
隣には和服の艶っぽい女将が一人で営む小料理屋があり、ここの囲炉裏端でおまかせ料理を食べた後、「Verve Bar」で飲むというのが10数年前の私のお気に入りコースだったのだ。
小料理屋の女将と美人姉妹バーテンダーが母娘であることは知っていたが、当時青年だった私はプライベートな質問をすることも無いまま時が経った。

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立ち飲み処で座り飲み(皆吉)

ちょうどビールが飲みたくなる夕暮れ時に、茗荷谷で所用から開放されたので、久々に美人姉妹のバー「無縫庵」に行ってみようと思う。
外はまだ明るいので、駅の近くにある皆吉(みなき)で軽く下地を作ることにした。
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何を食べても飲んでも全品400円均一の立ち飲み処で、腰を据えて飲むと結構金額が行くが、軽く飲むには具合がいい。
口開けの時間で客が少ないから、少しだけ用意されたハイチェアーに座って飲むことにした。
黒板メニューと日本酒を検討する前に、現金と引き換えで生ビールをもらって枝豆をつまむ。
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なかなか美味そうなつまみがあるし、日本酒もいいのが揃っているから嬉しい。
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正しい日本の昼食(MARUAKA DINING悦)

湯島にに本店があり、百貨店にも売り場を出している「丸赤」は、昭和21年創業という干物の老舗だ。
系列の小石川丸赤は、二階に「MARUAKA DINING悦」という店を持ち、焼き魚や揚げ物の定食が食べられる。
前日に引き続き文京区の実家に所用があったので、丸赤で昼食を取ることにした。
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歩道に置かれた看板にホワイトボードが取り付けてあり、日替わり定食の内容が書かれている。
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この日は鯖の塩焼き、鰹の刺身丼、鯵フライの三種で、どれも840円だ。
どこにでもある定食屋や社員食堂のようなメニューだが、丸赤をナメテはいけないのだ。


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播磨坂でスペイン丼(ラ・カンパーナ)

桜の名所として知られる文京区の播磨坂は、中央に広い遊歩道があり、両側には「タベルネッタ・ラグレスト」、「タンタ・ローバ」、「パティスリー・マリアージュ」といった洒落た店が点在している。
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文京区の実家に行く時は、この播磨坂を通ることが多いので、どこかの店で昼食を取るのが楽しみなのだ。
以前中国料理店だった場所に、今年の春先にスペイン料理店がオープンした。
中国料理店はオジサン一人でも入りやすいのだが、スペイン料理店に実家の爺様と入る気も起きず、そのうち妻と探検しようと思っているうちに日が過ぎた。
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ところが年老いた親父が、「あの店のパエリアも、トマトソースのかかった丼みたいなやつも美味い」と言うではないか。
ご近所の老人仲間と、何回も入っているらしいのだ。
さっそく私も、「トマトソースのかかった丼みたいなやつ」を試しに行ってみた。
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通りに出ている黒板を見ると、どうやらアンダルシアのお米ランチが目的の品らしい。
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瞬間勝負(一幸庵)

知人宅に持参する水ようかんを買いに、茗荷谷の一幸庵を訪れる。
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本当は絶品のわらびもちを買いたいのだが、夏場は作っていないから仕方ない。
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ギフト用に包装してもらう間に店内を眺めて、自宅用にもバラ買いすることにした。

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大家さんの蕎麦(信濃路)

茗荷谷に古くからある蕎麦屋「信濃路」。
駅前で春日通りに面している好立地を生かして、ビルに建て替えてから20年近く経つだろうか。
地上階にはテナントを入れて、自分は地下に潜ったので、一見客は入り難い外観になった。
どう見ても美味そうな蕎麦を出す店には思えないのだ。
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ところが勇気を出して階段を降りると、一転して高級そうな雰囲気が漂い始め、今度は結構高い店なのではないかと怯える客も出そうだ。
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坪庭が見える座敷に席を取り、かなり種類が多い品書きを眺める。
酒肴も色々用意され、気の利いた純米吟醸もいくつかあるし、町場の蕎麦屋らしく種物の蕎麦も手頃な値段で数多い。
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一駅歩いて泣く(金魚坂)

東大前にある上海家郷菜の「玻璃家」で昼食を食べた後、食後のお茶は本郷三丁目の交差点に近い「金魚坂」で楽しむことにする。
東大前と本郷三丁目を結ぶ地下鉄は無いし、タクシーに乗るほどの距離でもないので、母校の(ウソ)赤門前を通り、レトロな店が今も残る本郷通りを歩いて行く。
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目的地の「金魚坂」は、その名の通りに老舗の金魚問屋が営む喫茶&レストランで、独特の雰囲気を楽しむことができる。
本郷通りから菊坂を右折し、車が通れない路地を入る。
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