2008.06.11 Wed
食べずにはいられない(もり)
今でこそ本格的な手打ち蕎麦屋が、雨後の筍のように増殖しているが、当時はまだまだ数が少なかったし、インターネット情報もほとんど無かった頃だ。
私の手打ち蕎麦屋初体験は、20年以上前に行った荻窪の「本むら庵」だった。
駐車場の整理係りまで居る大型店で、当然蕎麦打ち場と大きな釜があるから店内も広い。
次に行った練馬の「明月庵田中屋」も、多摩ドライブでよく立ち寄った八王子の「車屋」も、従業員を多く抱える大型店だった。
そんなイメージがあったので、カウンター数席しかない高田馬場の「もり」の超狭い厨房から、本格的な手打ち蕎麦が出てきたから驚く。
自宅で蕎麦を打ち、店まで運び込んでいるとのことだった。
美味い日本酒も、気の利いた酒肴も適度に揃えてあり、しかも価格はかなり安かったので、しばらくは昼に夜に通いつめた。
ところが店主が体調を崩してから、営業が不定期になってしまい、私の足も遠のいたのだった。
この日は池袋方向から車で明治通りを走っていると、「もり」の暖簾が出ているのに気付き、路肩に寄せて確認する。

たまに明治通りを走る時には、いつもシャッターが降りたままだったから、昼の営業をやめてしまったと思っていた。
すでに実家で昼食を済ませていたのに、思わずコインパーキングに車を入れて、「もり」まで戻ってしまう。

だいぶ老けたような気もするが、体格のいい店主は健在だった。
蕎麦屋になるべくしてなったような店主の名前は森さんだ。

相変わらず美味そうな日本酒が揃っているが、ぐっとこらえて蕎麦にする。


| 高田馬場・早稲田・大久保 | 00:00 | comments:10 | trackbacks(-) | TOP↑






















こんな記事を書いた3週間ほど前は、たいして広くない店内に客がまばらだった、高田馬場の「トリックスター」。



















