ブログで知り合いになった井の頭線カップルから、石神井公園の居酒屋「喰酔たけし」に来るとメールがあった。
ご近所美人ネイリストが自宅に来ており、どこかに飲みに行こうと話していたところなので、「たけし」で合流することにした。

この店にたびたび寄り道する理由の一つは、純米酒の美味いのを次々に発掘してくるからだ。
一口に日本酒と言っても色々な種類があり、純米酒は生産量の一割程度しかない。
米以外の原料を使った酒が、堂々と日本酒としてまかり通っているのが悲劇なのだ。
純米酒は文字通り米と米麹のみで作られる酒なのだが、本醸造酒にはアルコールが添加されている。
本醸造酒あたりなら時には美味いが、普通酒や合成酒になると調味液やブドウ糖添加など、ナンデモアリ状態なのだ。
もちろん法律で認められた範囲の物しか添加されていないのだが、こんな法律を作った国がオカシイと思う。
醸造技術で造られる日本酒に、アルコールや糖類を加えたら、醸造酒とは呼べないはずだ。
上撰とか佳撰とか書かれて、紙パックに入ってスーパーや酒量販店で売っている酒の原材料表示を見ると、日本酒ではなく化学薬品のようなのだ。
何年か前に、灘の某大手酒造メーカーの工場見学をしたことがあるが、まさにハイテク化学プラントといったイメージだった。
こんな酒を飲んで、不味いとか頭が痛くなるなどと言われ、日本酒の消費量は一割程度にしかならないのだ。
と、思わず語ってしまったが、ともかく純米酒は飲んで美味いし、料理にも良く合う。


階段の踊り場に貼られた日本酒のラベルを見ると、すべて飲んだことがある。
30数枚あるラベルの、どれも美味かった記憶があるから、真っ当な酒蔵が増えて嬉しいのだ。

すでに先着してカウンターで飲んでいた二人と合流し、個室に席を移動して飲み始めた。

まずは仕入れたばかりで、封を切っていないやつを飲ませてもらう。
この中では群馬の柳澤酒造「結人」が初めて飲む酒だ。

いつも飲んでいる「鍋島」と同じく、佐賀県の鹿島市で作られている、馬場酒造の能古見純米吟醸。

茨城県大洗町「月の井酒造」の月の井。

岡山県「成羽大関酒造」の大典白菊造酒錦。

秋田県「福禄寿酒造」の一白水成。

広島県「梅田酒造場」の本州一。

そして三重県「木屋正酒造」の而今。

秋に結婚する二人のテンションが上がる。