2008.07.04 Fri
起源は西暦1584年
およそ食べ物商売とは思えぬ屋号は、西暦1584年の大阪城築城の際に、砂利や砂の資材置き場の近くにあった蕎麦屋「和泉屋」を、人夫や職人達が「砂場」と呼んだことが始まりらしい。
数万人の人夫たちが三年の歳月をかけた築城だから、蕎麦屋の繁盛ぶりが想像できる。
その後徳川家の天下になると共に、砂場は江戸にも支店を出し、やがて日本中に広がっていくのだ。
フランチャイズでもチェーン店でもないので、日本全国に散らばる砂場のメニューも価格も同一ではなく、それぞれ独自の進化を遂げている。
この日は副都心線の東新宿駅に程近い、寂れかけた商店街の一角にある「蕎麦寿 す奈ば」で昼を食べる。

明治通りと大久保通りの交差点に、大江戸線と副都心線の東新宿駅はある。
歌舞伎町から大久保にかけての、ラブホテルや韓国料理店がひしめく歓楽街と打って変わり、この周辺には住民たちの生活のニオイがする。

ここは創業56年と書いてあるので、砂場の中では新参者だろうが、一般的な飲食店としては老舗になるだろう。
店内には創業当時の「砂場」の看板もあるが、改装を機に文字を替えたのだろうか。



入店したのは昼のピーク時間の直前なので、店主の奥さんらしき女性が、ノートパソコンで「ぐるなび」ページのメニューを書き換えている最中だった。
カウンター席に座って、本日のランチセットを頼む。
明太とろろ丼と、もり蕎麦の組み合わせだ。

丼のとろろに醤油を少し垂らし、途中で柴漬けを挟みながら食べる。
蕎麦屋の丼物や酒肴は、蕎麦種を流用したものが多いから、明太とろろ丼は新鮮に感じる。
もちろん蕎麦も美味い。

夜も活用できそうな新参老舗蕎麦屋だったのだ。
「蕎麦寿 す奈ば」 新宿区新宿7-26-59
03-3202-6674
| 新宿・代々木・四谷 | 00:00 | comments:8 | trackbacks(-) | TOP↑

砂場・・・って
日本で蕎麦にはまり始めた時から、
砂場ってよくある店名なのかなぁ・・・?なんて思っていたんですが、
そんな意味があったのですね(汗)
お勉強になります。。。
藪とか更科堀井とか、そんな感じでしょか。
あー蕎麦が食べたいです。。。あ、違った、日本酒を飲んだあとの蕎麦を(笑)。
| まき子 | 2008/07/04 02:33 | URL | ≫ EDIT