お盆休みにほとんど予定が無い私と違い、妻は毎日夕方になると出かけて行く。
きっと近所の人からは、水商売系と思われているのではないかと思うほどだ。
遊びすぎで腰痛が再発したらしく、西多摩方面の鍼灸院に治療の予約を入れた。
送迎を兼ねてランチドライブすることにし、どこか美味そうな店を探そうとPCを立ち上げたら、青梅のHAYABUSAさんという方から、ブログにコメントが入っている。
以前行ったことがある、青梅の蕎麦屋「
榎戸」の近くに、同業の店が新規開店したと言うのだ。
またもやナイスタイミン・グゥだ。
住所も電話番号も書いてなかったが、カンを頼りに旧青梅街道を走る。
見つけた!
街道に「わせいろう」の看板と幟があったのでわかったが、店舗は蕎麦屋とは思えぬ洋風住宅だ。

数台停められる店舗前の駐車場は、すでに満車状態だ。
ぎりぎり隙間に停めて、店内に入る。


蕎麦打ちスペースを挟んで、右手が座敷、左手がテーブル席になっている。

我々はテーブル席に案内された。
妻は天ざるうどん1,280円、私は蕎麦と桜海老かき揚げ丼のセット「わせいろうご膳」1,380円にする。
ほぼ同時に運ばれてきたが、うどんではなくどちらも蕎麦なので、妻は作り直しをお願いする。
気の弱い私なら、妥協してそのまま出されたものを食べてしまいそうだが、妻は断固とした生き方だ。

うどんの茹で上がりまで間を持たせるため、私が先にかき揚げ丼を食べ、妻は蕎麦を手繰る。
ご飯の上に刻んだ野沢菜漬けを散らし、その上にサクサクのかき揚げが乗っている。
丼つゆをかけるとサクサク感が失われるから、野沢菜の塩味で食べさせようというアイデアだ。

これは店主の目論見通りに美味い。

細打ちの蕎麦もいい出来だ。
やがて妻の天せいろが再登場する。


このうどんも美味かった。
多くの蕎麦屋がそうなのだが、食べている途中で蕎麦湯が出てくる。

これでは蕎麦を食べ終わる頃にはぬるくなってしまう。
忙しい昼時には難しいのだろうが、やはり食べ終わるタイミングを見て、熱々の蕎麦湯を出してほしいところだ。
とは言っても、開店して二ヶ月あまりで固定客も多く付いているように見える。
多摩ドライブの選択肢が増えて嬉しいのだ。
「わせいろう」
青梅市裏宿町597-2
0428-84-2088
火曜定休
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