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食う飲む買うで芸術を忘れる(garden basara)

淡島を後にして昼食場所のクレマチスの丘に向かう。
ビュッフェ美術館やヴァンジ庭園美術館のある、芸術の香りがする広大な施設だが、予約時間に遅れているので駐車場から「garden basara」に直行する。
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全国各地にできる大型商業施設で、集客の要として有名料理人にプロデュースさせる手法が使われているが、「クレマチスの丘」も先行したマンジャペッシェが一ヶ月先の予約もできないほど成功しており、昨年オープンの「庭園basara」も都内より流行っている。
竹林を配した一階は、お得意のパレットデザートを目玉にした和カフェ「basara茶屋」になっており、我々は二階の予約席に向かう。
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予約時間に遅れたにも関わらず、先客の器が片付いておらず、テラスで待たされる小さなトラブルはあったが、後からのフォローがあったので許そう。



徳島から東京に「青柳」を出して成功した、小山裕久氏の書が飾られたパーテーションの前に席を取る。
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6人には少々小さい円卓なので、肩を寄せ合って飲み物を選ぶ。
ここで解散する予定なので、これから運転する私は磯自慢が作ったというオリジナルの日本酒を断念し、ビールを舐める程度に注いでもらう。
ビール小瓶が735円、生絞りのジュースは1,050円という価格だが、昨夜の淡島ホテルに比べれば安く感じてしまうのが旅の怖いところだ。
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この日予約していたのは、2,800円の一汁三菜コース。
予約時に聞いた限りでは、この上の5千円のコースにパレットデザートが付くぐらいで、大きな違いが感じられなかった。

まずは車八寸と呼ばれる五つの小鉢が運ばれる。
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調理場を見ると若い職人ばかりだから、この内容は一ヶ月は続くのだろうか。
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お造りは胡麻だれで和えたカンパチ、焼き物は餡かけの鱒で、どちらも素材より調味料の味が勝っている。
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目の前で炊き上げた竈のご飯と、冷たい汁かけの素麺で締め、デザートは和三盆と黒蜜のソフトクリームを選ぶ。
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美味しい料理を食べても、しばらくすると忘れてしまうことが多いが、シンプルな竈炊きのご飯と、ソフトクリームの印象は強かったから、記憶に残る一品を作ったbasaraはえらいのだ。

「庭園basara」 静岡県長泉町スルガ平347-1 クレマチスの丘
055-989-8778

| 伊豆・箱根 | 07:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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