2006.03.15 Wed
マイ・フェイバリット蕎麦屋(丹三郎)
前日の雪が残る御岳渓谷を抜けると、車は青梅市から奥多摩町に入る。
吉野街道はやがて古里の駅で青梅街道と合流するが、その手前の鄙びた山里が丹三郎と呼ばれる集落だ。
明応から天文時代(今から500年以上前)にかけてこの地を開き、庄屋名主となった原島丹三郎が地名の由来と聞く。
この原島丹三郎の子孫が200数十年前に建てた茅葺の屋敷を、蕎麦屋に改装したのが本日の目的地「丹三郎」だ。
立派な長屋門の手前に車を停める。

エンジンを切ると、静寂の中に聞こえるのは鳥の声と風の音だけだ。
この空間に身を置くだけでも、奥多摩まで車を走らせる価値がある。
長屋門を潜って茅葺の母屋に入る。


入り口の土間で靴を脱ぐと、炉にくべられた薪が歓迎するように明々と燃えている。

この屋敷の広間で、炬燵に入って昼酒と蕎麦が楽しめるのだから、座る前からワクワクしてくるのだ。


店名を染め抜いた手拭いを使い、嬉長の純米吟醸で突き出しをつまむ。


三種の前菜と稚鮎の揚げ物で日本酒が進む。


地元の酒である喜正の純米と、幻の瀧を追加する。
この店の酒は1合半でたっぷり出るから、7勺ほどで1合と言い張るショボイ店に、ツメノアカでも持って行きたいぐらいだ。


蕎麦掻きと天ぷらを食べて酒を飲み干し、声かけして蕎麦を持ってきてもらう。


極細に打たれた艶やかな蕎麦はなんとも美しい。

お替りでもらったうどんも、ツヤツヤピカピカで美味い。

食後の甘味は蕎麦団子と蕎麦ぜんざい。


待ち客が出始めたので、食べ終わるとすぐ店を出る。
駅から遠い鄙びた場所だし、平日の昼時なのに、駐車場には都内や他県ナンバーが多く停まる人気ぶりだ。
雰囲気、味、接客、価格のすべてが優秀な、お気に入りの蕎麦屋なのだ。
「丹三郎」 奥多摩町丹三郎260
0428-84-7777
全席禁煙
| 日の出町・奥多摩町 | 14:00 | comments:13 | trackbacks(-) | TOP↑


是非行ってみたいです
うわあ〜!こんな素敵なお蕎麦やさんがあったのですね。雰囲気、味、接客、価格のすべてが優秀な、って?凄いっ!是非、近いうちに夫と行ってみます。
Manoaさんのおっしゃるとおり!和食はダイエットにいいですね。特にお蕎麦は理想的なダイエット食です。ダイエットも頑張りまっす!
| 長谷川泰子 | 2006/03/15 20:12 | URL | ≫ EDIT