三年ほど前に、益子旅行の帰りに訪れた岩槻の「
彩の実」を再訪する。
岩槻の指定文化財「時の鐘」の向かい側にある、一軒家の蕎麦屋だ。
蕎麦も料理も酒も、種類が豊富で美味いし、なんといっても美人姉妹が居る店だから、ご近所にあったら通い詰めること間違いなしなのだが、いかんせん岩槻は遠い。
時の鐘は寛文十一年(1671年)に鋳造され、現在も残るのは享保五年(1720年)に改鋳されたものらしい。


ここからは岩槻城址公園も近いが、炎天下に歩くのはつら過ぎる。
城下町の名残があちこちにあって、なんとなくいい雰囲気の町なので、涼しくなったらじっくり探検することにしよう。
5分ほど「時の鐘」を見学しただけでも汗が吹き出してきたので、さっそく私道の奥にある蕎麦屋に入っていく。


母親が料理を作り、美人姉妹の妹が蕎麦を打ち、姉が接客を担当する、黄金の布陣は健在だろうか。
健在だったよ

姉がにこやかに出迎え、妹が先客のテーブルを片付けている。

ビールで水分補給し、突き出しをつまみながら品書きを眺める。

蕎麦もうどんも手打ちで、冷たいのも温かいのも豊富に揃う。
美味そうな酒肴も色々あって迷うが、天せいろと、きのこ汁せいろを選んだ。
先に出た天ぷらを海苔塩でつまみ、残りのビールを飲み干す。


一番人気と言うだけあって、葉付きの人参、蕪、生姜などの他に、しめじ、茄子、玉ねぎ、大葉、海老などボリュームたっぷりで美味い。
これで1,200円は嬉しい価格だ。
具沢山の熱いきのこ汁には、ほんのり柚子が香る。
これに黒七味を振って、葱を入れ、冷たい蕎麦をからめて食べるとたまらない。
こちらはたしか950円だった。


